医療脱毛でVIOを始めるときに、もっとも気になるのが「何回で終わるのか」「どのくらい痛いのか」という点ではないでしょうか。
結論からお伝えすると、多くの方は5〜8回ほどで自己処理がかなり楽になり、ツルツルを目指すなら8〜12回程度が目安。
ただし、毛量・毛質や痛みへの強さ、使用する脱毛機器によって必要回数は変わります。
この記事では、VIO医療脱毛の回数目安を「毛量別」「デザイン別」「痛みの強さ別」にシミュレーションしながら、できるだけ回数を増やさず効率的に通うコツまで徹底解説。
初めてで不安が大きい方ほど、最後まで読んでいただくと全体のイメージをつかみやすくなるはずです!

美容専門学校卒業後、メンズエステサロンでエステティシャンとして勤務。多くの男性客の肌悩みに向き合う中で、メンズ美容の重要性を実感。現在はHadaMote編集部員として、メンズスキンケアや脱毛に関する記事を中心に執筆。現場での経験を活かしたリアルな情報提供が強み。
【結論】VIO医療脱毛は何回必要?
VIO医療脱毛は目的が「とりあえず自己処理を楽にしたい」のか、「完全にツルツルにしたい」のかで必要な回数が大きく変わります。
ここではまず、全体の目安を整理しておきます。
平均5〜8回で自己処理が楽になる
医療レーザーによるVIO脱毛は、自己処理がかなり楽になったと感じやすいのが5〜8回前後とされています。
一般的な目安としては、次のようなイメージです。
| 回数の目安 | 状態・変化イメージ |
|---|---|
| 1〜2回 | 毛が少し柔らかくなるが、大きな変化はまだ少ない |
| 3〜4回 | 毛が細く・まばらになり、自己処理の頻度がやや減る |
| 5〜6回 | 毛量が目に見えて減り、自己処理がかなり楽になる |
| 7〜8回 | Vラインの生え際がスッキリし、下着・水着が整った印象になりやすい |
医療脱毛は、メラニン色素に反応するレーザーで毛根や発毛組織にダメージを与える仕組みです。
ただし、毛には「毛周期」があり1回で反応するのは成長期の毛だけとされているため、どうしても複数回の施術が必要になると考えられています。
自己処理のストレス軽減が目的であれば、5〜8回前後を一つの目安にすると良いと言えるでしょう。
ツルツル仕上げなら8〜12回が目安
ハイジニーナ(VIOをほぼツルツルにする状態)を目指す場合、医療脱毛でも8〜12回程度かかるケースが多いです。
その理由は以下の通り。
- 他の部位に比べて毛が太く・濃く・密集している
- デリケートゾーンは色素沈着が起こりやすく、高出力で照射しにくいことがある
- Iライン・Oラインは肌が薄くカーブも多いため細かい調整が必要
こうした条件から「回数を重ねてじっくり薄くしていく」スケジュールになりやすい傾向があります。
もちろん、もともとの毛量が少ない方や初めから出力を上げやすい肌質の方では、8回程度で満足されるケースも。
一方で、色素沈着が強い方・剛毛タイプの方だと12回以上必要になることもあるため、個人差が大きい部位と言えるでしょう。
毛量・痛み・肌質による回数の違い
同じ「VIO医療脱毛」でも必要な回数は人それぞれ。
特に影響しやすいのは以下の3つの要素です。
- 毛量・毛質(太さ・密度)
- 痛みへの強さ・麻酔の使用有無
- 肌質・色素沈着の程度
例えば、毛が太く密集している方はレーザーがしっかり反応するため、1回あたりの効果は高いとされています。
ただ、その分痛みも出やすく出力を上げにくい場合には、必要回数が増えることも。
また、VゾーンのくすみやI・Oラインの黒ずみが強いと、やけどリスクを避けるために出力をやや抑えて施術することがあります。
その場合も効果がマイルドになりやすく、回数が増える傾向も。
このように「〇回で必ず終わる」とは言い切れず、あくまで目安で考えることが大切と言えるでしょう。
毛量別!VIO脱毛の必要回数シミュレーション
ここからは「自分の毛質だと何回くらいでどこまで減るのか」をイメージしやすいように、毛量別に回数のシミュレーションをしていきます。
実際のカウンセリングでも、毛質に応じて目安回数を伝える医療機関が多いです。
毛が太くて濃いタイプ(剛毛)の場合
もともとVIOの毛が太く量も多いタイプの方は、効果を感じるのは早い一方でツルツルまでの回数はやや多くなりやすいのが特徴。
目安としては次のようなイメージです。
| 1〜2回 | 一部の毛が抜け、伸びてくる毛が少し柔らかくなる |
|---|---|
| 3〜5回 | 毛量が目に見えて減り、処理後のチクチク感が軽くなる |
| 6〜8回 | Vラインのボリュームがかなり落ち、I/Oもまばらな印象になる |
| 9〜12回 | ハイジニーナ〜かなり薄い状態を目指せる |
剛毛タイプの方は成長期の毛が多くレーザーが反応しやすい分、1回ごとの減り方はやや大きい傾向があるとされています。
しかし、同時にレーザーの痛みも感じやすく、出力調整が必要になることがあります。
痛みに不安がある場合は、最初から「麻酔の有無」「痛いときの出力調整のルール」をカウンセリングで確認しておくと安心でしょう。
毛が普通〜中くらいタイプの場合
平均的な毛量・太さの方は、もっとも「目安通り」に進みやすいタイプです。
医療脱毛では次のような回数を想定しておくとイメージしやすくなります。
| 3〜4回 | Vラインの毛が細くなり、全体のボリュームが落ちてくる |
|---|---|
| 5〜6回 | 自己処理の頻度が減り「剃るとすぐチクチクする」状態から解放されやすい |
| 7〜8回 | ナチュラル残し〜かなり薄い状態まで調整しやすい |
| 9〜10回 | ハイジニーナを目指す場合の一つの目安 |
「まずは5回コースで様子を見て、仕上がりを見ながら追加する」という方が多いのも、この毛質タイプです。
途中で「ここまで薄くなれば十分」と感じるケースもあるため、あまり最初から回数を決め打ちしすぎない方が良い場合もありますね。
毛が細い・薄めのタイプの場合
もともとVIOの毛が少ない・細いタイプの方は、比較的少ない回数で満足しやすい傾向があります。
シミュレーションは次の通りです。
| 1〜2回 | 毛がやや柔らかくなり、生えてくるスピードも少し落ちる |
|---|---|
| 3〜4回 | 「毛が少なくなった」「伸びるのが遅くなった」と感じやすい |
| 5〜6回 | 自己処理がほぼ不要〜イベント前だけ軽く整える程度になるケースも |
| 7〜8回 | ツルツル寄りの状態を目指しやすい |
ただし、毛が細いタイプは、レーザーによる反応もやや穏やかになりやすいとされています。
そのため「そもそも毛が薄いから3回で十分」とは限らない点には注意が必要です。
医師や看護師に毛量を見てもらいながら「何回くらいでどのくらいを目指すか」を相談しておくと、後悔が少なくなります。
デザイン別!必要回数の目安
VIO脱毛では「全てなくす」のか「形を整える」のかによっても、必要な回数が変わります。
ここでは代表的な3パターンをご紹介。
ナチュラル残し(逆三角・Iライン少量)
もっとも人気が高いのが、Vラインを逆三角形や長方形で少し残し、I・Oラインはしっかり減らす「ナチュラル残し」です。
医療脱毛の回数目安は次の通り。
- 毛量調整メインなら:5〜7回程度
- かなり薄くしたい場合:7〜9回程度
ナチュラル残しの場合、最初の数回はあえて広めに照射して全体を薄くし、その後に残したいデザイン部分を決めていく流れになることが多いです。
いきなり最初から細い形で残すと、将来「思ったより細すぎた」と感じるリスクがあるため、少し余裕を持たせてデザインしていくクリニックも多いと言われています。
「完全なツルツルには抵抗があるけれど、清潔感は上げたい」という方には、この回数帯でのナチュラル仕上げが向いていると言えるでしょう。
ハイジニーナ
ハイジニーナとは、V・I・Oの毛をほとんど全てなくす、もしくはごくわずかにだけ残すデザインを指します。
衛生面・将来の介護を考えて選ぶ方も増えているデザインです。
医療脱毛の場合の目安は次のようになります。
| 自己処理がほぼ不要なレベル | 8〜10回程度 |
|---|---|
| ツルツル状態をしっかり目指す | 10〜12回程度 |
ハイジニーナは、毛量だけでなく「毛の生えている向き」「皮膚の色味」などの影響も大きいため、実際にはカウンセリング時に肌を見ながら回数を提案するクリニックが多いです。
また、完全に毛をなくすと「温泉で目立たないか」「パートナーの反応が心配」という声もあります。
そのため、最初はVラインだけ少し残し、徐々に減らしていくという進め方も選択肢の一つと言えるでしょう。
Oラインのみ希望の場合
「VラインやIラインはあまり気にならないけれど、Oライン(肛門まわり)だけは処理したい」という方も少なくありません。
Oラインのみ医療脱毛を行う場合の回数目安は次の通りです。
- 自己処理をほぼしたくない:5〜7回程度
- ツルツルに近づけたい:8〜10回程度
Oラインは自分で処理しにくく、剃り残しや肌トラブルも起きやすい部位です。
そのため、比較的少ない範囲ながら、満足度が高くなりやすい部位だと言われることも。
一方で、皮膚が薄くカーブも多いため出力の微調整が必要になりやすい部分でもあります。
痛みが心配な方は、麻酔の料金や使用できる範囲についても事前に確認しておくと安心です。
痛みと回数の関係は?痛みに弱い方の通い方ガイド
VIO医療脱毛を検討するうえで、「痛みが怖い」「痛みに弱いから続けられるか不安」という声はとても多いです。
痛みへの配慮が足りないと、結果的に回数が増えてしまうこともあります。
ここでは、痛みと回数の関係、痛みに弱い方の通い方のコツを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください!
痛みに弱い方は回数が増えやすいのはなぜ?
痛みに弱い方ほど、必要な回数が増えやすいと言われる理由は、主に次の2点です。
- レーザー出力を下げざるを得ないことがある
- 怖さから途中で施術を中断・スキップしてしまうことがある
医療レーザーは、出力を上げるほど毛根へ与えるダメージも強くなり、1回あたりの効果も高まりやすいとされています。
ただしその分、痛みも強くなるため、痛みに弱い方では出力を控えめに設定することが多いです。
出力を下げると、1回ごとの効果がマイルドになるため、同じ仕上がりを目指すのに必要な回数が増える傾向があると言えるでしょう。
また、施術中に「これ以上は我慢できない」と感じてしまうと、照射できる範囲が狭くなったり次回の予約自体を先延ばしにしてしまうこともあります。
麻酔を使うと必要回数はどう変わる?回数が伸びる仕組み
痛み対策として多くのクリニックで用意されているのが「麻酔クリーム」や「笑気麻酔」です。
これらを利用すると出力を下げすぎずに照射できるため、結果的に必要回数を抑えやすくなることも。
一方で「痛みが怖いからとりあえず出力はかなり下げて、回数を増やして通う」という選択をすると、次のようなデメリットが生じる可能性があります。
- 1回あたりの変化が小さく、「本当に効いているのか分かりにくい」
- 回数が増え、トータルの費用と期間が長くなる
もちろん、痛みを我慢しすぎる必要はありませんが「麻酔+適切な出力」で効率的に通う方が、結果的に回数や負担を抑えられることが多いと考えられます。
痛みに弱い自覚がある方は、カウンセリングで次の点を確認しておくと良いでしょう。
- 麻酔の種類と料金(1回あたりいくらか)
- どの部位まで麻酔を使えるか
- 痛いときの出力調整の基準
こうした事前相談をしておくことで「痛みに耐えきれず途中でやめてしまう」というリスクを減らせる点がポイントです。
1〜12回通った後の変化をシミュレーション
ここからは実際に「1〜12回」通った場合に、VIOがどのように変化していくのかを段階ごとにシミュレーションしていきます。
平均的な毛量の方を想定したイメージですので、参考程度にご覧ください。
【1〜2回】毛質が柔らかくなり始める段階
最初の1〜2回は、見た目には大きな変化が出にくい時期です。
照射後1〜2週間ほどで、抜けやすくなった毛がポロポロと落ちていくことがありますが、新しく伸びてくる毛もまだ多く「減った!」という実感は少ないかもしれません。
ただし、次のような細かな変化を感じる方もいます。
- 伸びてくる毛が少し柔らかくなった気がする
- 剃ったあとに生えてくる毛のチクチク感がややマイルドになる
- Vラインの一部だけ、毛の密度が下がったように感じる
この段階では「本当に効いているのかな?」と不安になりやすいですが、毛根レベルではすでにダメージが蓄積され始めていると考えられています。
焦らず毛周期に合わせて次の照射まで待つことが大切です。
【3〜5回】自己処理がラクになる段階
3〜5回目になると、多くの方が「毛の量が減ってきた」と実感しやすくなるでしょう。
この時期の特徴としては、以下のような変化が挙げられます。
- 毛が全体的に細く・柔らかくなる
- 自己処理の頻度が少しずつ減ってくる
- 下着や水着からはみ出しにくくなる
特にIライン・Oラインは「自己処理後にかゆくなる」「剃り残しが気になる」といった悩みがやわらぎやすいタイミングです。
「中途半端に3回だけでやめてしまうと、また元に戻ってきたように感じる」という声も多いため、できれば5回程度まではコンスタントに通うのがおすすめと言えます。
【6〜8回】毛量が大きく減ってくる段階
6〜8回目は、自己処理がかなり楽になり、デザインの仕上がりも見えやすくなる段階です。
この時期の状態イメージは次の通り。
| 部位 | 6〜8回目の目安イメージ |
|---|---|
| Vライン | 毛量が半分以下に感じることもあり、形を整えやすい |
| Iライン | 全体的にまばらになり、自己処理ほぼ不要なケースも |
| Oライン | 毛がかなり少なくなり、日常的なムレ・ニオイが軽減しやすい |
この頃になると「このくらい残せばちょうど良い」「もう少しツルツル寄りにしたい」など、自分の理想に合わせた微調整のイメージがしやすくなると言えます。
ナチュラル残しを希望する場合は、6〜8回が一つの完了目安となることも多いでしょう。
【9〜12回】ツルツルに近づく段階
9〜12回目は、ハイジニーナを目指す方が「仕上げ」に入る段階です。
この時期には次のような変化が期待されます。
- 全体的な毛量はかなり少なく、まばらな状態
- わずかに残っている毛も、細く・柔らかくなる
- ムダ毛を気にせず、温泉・プールなどを楽しみやすくなる
ただし、VIOはホルモンバランスの影響も受けやすく「完全な無毛」を長期的に維持するのは個人差が大きい部位です。
一定期間ツルツルを目指したあとは、数年おきにメンテナンス照射を行うクリニックもあります。
長い目で見て「どのくらいの状態をキープしたいか」を考えておくと良いでしょう。
VIO脱毛の回数についてよくある質問
VIO医療脱毛の回数に関して、よくある疑問をまとめました。
現時点でVIO脱毛について疑問や不安がある方は、契約前に必ず解消しておきましょう。
- 「5回コース」だけで満足できる人はどのくらいいますか?
一般的には、「自己処理を楽にしたい」「少し薄くなれば良い」という方は5回前後で満足しやすいとされています。
一方で、ハイジニーナやかなりの減毛を目指す場合は、追加照射をされる方も多いです。 - 回数を減らすために、自宅用脱毛器と併用しても良いですか?
多くのクリニックでは、同じ部位に家庭用脱毛器を併用することは推奨していないことがあります。
肌トラブル時に原因の切り分けが難しくなるためです。どうしても併用したい場合は、必ず事前に医師に相談しましょう。 - 途中で妊娠したら回数はどうなりますか?
妊娠中は多くのクリニックでVIO脱毛を中断するルールになっています。
その場合、契約期間の延長や残り回数の扱いはクリニックごとに異なりますので、契約前に「妊娠時の対応」を確認しておくと安心です。 - 早く終わらせたいので、1ヶ月に1回ペースで通っても良いですか?
VIOの毛周期は2〜3ヶ月程度と言われており、短期間に詰めて照射しても十分な効果が得られない可能性が高いです。
医師の指示に従い、毛周期に合わせたペースで通う方が、結果的には回数を抑えやすいと考えられます。
【まとめ】ポイントを抑えたうえで効率的なVIO脱毛をしよう
VIO医療脱毛の回数は「自己処理を楽にしたいのか」「ツルツルにしたいのか」「どのくらいのデザインにしたいのか」で大きく変わると言えます。
本記事のポイントを簡単に整理していきましょう。
- 平均的には、5〜8回で自己処理がかなり楽になり、8〜12回でハイジニーナを目指しやすい
- 毛量・毛質、痛みへの強さ、肌質(色素沈着の程度)によって必要回数は前後する
- ナチュラル残しなら5〜8回、ハイジニーナなら8〜12回が一つの目安
- 痛みに弱い場合は麻酔の活用も検討し、出力を下げすぎない方が効率的
- 毛周期に合わせたペースで通うことが、トータル回数を抑えるコツ
初めてVIO医療脱毛を受けるときは、不安が多くて当然です。
その分、カウンセリングで「仕上がりのイメージ」「痛みへの不安」「希望回数」をきちんと伝えることが、後悔しないための大切なステップになります。
自分の毛質やライフスタイルに合った回数プランを立てて、納得できるペースでVIO脱毛を進めていけると良いでしょう。






