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腕・脚・背中など部位別の必要回数|産毛・濃い毛の違いも解説

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腕・脚・背中の医療脱毛は「何回で終わるのか」「完了までどれくらい通うのか」が一番気になるポイントだと思います。

結論からお伝えすると腕・脚・背中の医療脱毛は自己処理がラクになるまで5〜6回前後、ツルツルを目指すなら8〜10回程度が目安とされています。

とはいえ、毛の濃さ・肌質・脱毛機の種類などによって必要回数は変わるため、自分の状態に近い目安を知っておくことが大切です。

この記事では、腕・脚・背中それぞれの平均回数と期間から産毛と太い毛で回数が変わる理由・回数を抑えるコツまでわかりやすく解説します。

気になる方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

※本記事は一般的な医療脱毛の知見をもとにした情報であり、効果や必要回数には個人差があります。

具体的な治療内容は、必ず医師やクリニックにご確認ください。

監修者・執筆者情報
執筆者 画像
高藤 円香

皮膚科専門医
2013年防衛医科大学校卒業
2020年皮膚科専門医取得
大阪大学医学部附属病院、自衛隊阪神病院で勤務。現在は正しい脱毛の知識を広めるため、HadaMoteの全体監修及び、記事監修を担当。

執筆者 画像
根岸 瑛奈

美容専門学校卒業後、メンズエステサロンでエステティシャンとして勤務。多くの男性客の肌悩みに向き合う中で、メンズ美容の重要性を実感。現在はHadaMote編集部員として、メンズスキンケアや脱毛に関する記事を中心に執筆。現場での経験を活かしたリアルな情報提供が強み。

【部位別】腕・脚・背中の脱毛が完了するまでの平均回数と目安期間

部位脱毛の回数

腕・脚・背中の医療脱毛は「自己処理がラク」になる段階と「ほぼツルツル」にしたい段階で、必要回数と通う期間が変わります

最初に、部位別の大まかな目安を押さえておきましょう。

部位 自己処理がラクになる目安
腕(ひじ上・ひじ下) 5〜6回/約10〜18ヶ月
脚(太もも・ひざ下) 5〜6回/約10〜18ヶ月
背中(上・下) 6〜8回/約12〜24ヶ月
部位 ツルツルを目指す回数の目安
腕(ひじ上・ひじ下) 8〜10回前後
脚(太もも・ひざ下) 8〜10回前後
背中(上・下) 8〜12回前後

医療レーザーは毛周期(毛の生え変わりサイクル)に合わせて照射する必要があるため、通常は1〜2ヶ月ごとに通院します。

そのため「回数=そのまま月数」くらいの期間がかかるとイメージしておくとギャップが少ないでしょう。

ここからは、部位別にもう少し詳しく見ていきます。

腕の必要回数と完了目安

腕(ひじ上・ひじ下)は、産毛と少し太めの毛が混ざりやすい部位です。

一般的な目安は次の通りとされています。

効果を感じ始める 2〜3回目頃
自己処理がラクになる 5〜6回
ツルツルに近づけたい 8〜10回前後
通うペース 1.5〜2ヶ月に1回

2〜3回目あたりから「生えてくる毛が細くなった」「伸びるスピードが遅くなった」と感じる方が多いと言われています。

自己処理の頻度がぐっと減るのは5回前後が目安です。

腕は細い毛が多い二の腕と、やや太めの毛が多い前腕で効き方に差が出ることもあります。

二の腕の産毛までしっかり減らしたい場合は、やや多めの回数を想定しておくと安心です。

脚の必要回数と完了目安

脚(太もも・ひざ下)は、全身の中でも比較的レーザーが反応しやすい部位です。

特に、ひざ下は太くて濃い毛が多く効果を実感しやすいと言われています。

効果を感じ始める 1〜3回目頃
自己処理がラクになる 5〜6回
ツルツルに近づけたい 8〜10回前後
通うペース 1.5〜2ヶ月に1回

1〜2回の照射でも「伸びてくる毛がまばらになった」「剃ってもチクチクしにくい」と感じることがあります。

自己処理の回数をできるだけ減らしたい方は、最低でも5回以上のプランを検討すると良いでしょう。

太ももは産毛と太い毛が混ざりやすく、ひざ下よりも回数が必要になるケースも。

太ももまでしっかり整えたい場合は、8〜10回程度を見込んでおくとギャップが少なくなります。

背中の必要回数と完了目安

背中は腕や脚に比べると「産毛が多く、レーザーが反応しづらい」ため、やや回数が多くなる傾向があります。

また、自分では状態を確認しにくい部位なので、仕上がりイメージをカウンセリングでしっかり共有しておくことが大切です。

効果を感じ始める 3〜4回目頃
自己処理がラクになる 6〜8回
ツルツルに近づけたい 8〜12回前後
通うペース 1.5〜2ヶ月に1回

背中の毛は細くて色素が薄いことが多いため、「5回で十分」というより「8回以上で満足度が高まりやすい」部位です。

また、まれに硬毛化(細い毛が太くなる現象)が起こることも報告されており、クリニック選びや機器の選択も重要になります。

部位によって必要回数が変わる理由【産毛と太い毛の違い】

毛の太さでどう変わるか

同じ「医療脱毛」でも、部位によって必要な回数が変わる一番の理由は、毛の太さ・濃さ・密度の違いです。

ここでは、産毛と太い毛でどう変わるのかを整理しておきましょう。

毛の濃さが原因で脱毛回数が異なる

医療レーザー脱毛は、毛の黒い色素(メラニン)に反応して熱を加え、毛根の組織にダメージを与える仕組みです。

そのため、

  • 太くて濃い毛:レーザーが反応しやすく、比較的少ない回数で減りやすい
  • 細くて色素が薄い産毛:レーザーが反応しにくく、回数が多く必要になりやすい

という特徴があります。

腕・脚の中でも、

  • ひざ下・ひじ下:毛が太めで濃い → 効果を実感しやすい
  • 太もも・二の腕・背中:産毛が多い → じっくり回数を重ねる必要がある

といった違いが出やすいです。

また、同じ人の体でも「脚はすぐ減るのに、背中だけなかなか減らない」といった差が出ることがあります。

これは、毛周期の違いや、もともとの毛の性質の違いが影響している可能性があるためです。

施術時の痛み

毛の太さ・毛根の深さは「必要回数」だけでなく「感じる痛み」にも関係します。

毛のタイプ 痛みの傾向
太くて濃い毛(ひざ下など) ゴムで弾かれるような強めの痛みを感じやすい
普通〜やや細い毛(前腕など) チクっとした軽い痛みが多い
産毛中心(背中・二の腕など) 痛みは軽いことが多いが、機器や出力によってはピリピリ感が出ることもある

出力を下げれば痛みは軽くなりますが、その分「回数が増えやすい」という面も。

反対に麻酔などで痛みをコントロールし、出力をしっかり上げられれば、必要回数を抑えられる可能性があります。

執筆者 画像

執筆者

根岸 瑛奈

このバランスは非常に重要なので、痛みが不安な方は事前に相談しておくと安心ですよ。

それぞれの毛にオススメの脱毛機

医療脱毛に使われる代表的なレーザーは、大きく3タイプに分けられます。

得意な毛質 特徴
アレキサンドライトレーザー 太くて濃い毛 メラニンへの反応が強く、脚・腕の濃い毛に適しているとされる
ダイオードレーザー(熱破壊式) 幅広い毛質 太い毛〜中程度の毛に対応。全身脱毛でよく使用される
ダイオードレーザー(蓄熱式) 産毛〜中程度の毛 毛包全体をじんわり温める方式で、背中などの産毛にも向くとされる

クリニックによって導入機種は異なります。

腕・脚の太い毛が気になる方はアレキサンドライトや熱破壊式ダイオード、背中や二の腕の産毛が気になる方は蓄熱式ダイオードなど、毛質に合った機器を選ぶことが回数を抑える近道です。

複数機種を使い分けているクリニックでは「脚は熱破壊式、背中は蓄熱式」といった打ち分けができる場合もあるため、カウンセリング時に相談してみてください。

医療脱毛の回数を減らすためのポイント4選

回数を減らすためのポイント

同じ回数を受けるにしても、通い方やホームケア次第で「効果の出方」や「必要な総回数」は変わることがあります

ここでは、少ない回数でしっかり効果を出すためのポイントを4つに絞って紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

適切な照射間隔で通う重要性

医療脱毛は、毛周期に合わせて照射することで効率よく効果を出していきます。

腕・脚・背中は、おおむね1.5〜2ヶ月間隔が目安です。

  • 間隔が短すぎる:成長期の毛が少ないタイミングになり、効率が落ちることがある
  • 間隔が空きすぎる:新しい毛が育ちきってしまい、完了までの総期間が長引きやすい

「忙しくて3〜4ヶ月空いてしまった」というケースも少なくありませんが、その分毛周期のコントロールがしにくくなり結果的にトータル回数が増える可能性があります。

理想は、クリニックが推奨するペース(多くは1.5〜2ヶ月)を大きく外さずに通うことです。

日焼け・自己処理が回数に与える影響

日焼けと自己処理の方法は、脱毛効果や回数に大きく関わります。

日焼けの影響

  • 肌のメラニン量が増えると、レーザーが「肌」にも反応しやすくなる
  • その結果、やけどリスクを避けるために出力を下げざるを得ないことがある
  • 出力が下がる=1回あたりの効果が弱くなり、回数が必要になりやすい

自己処理の影響

  • カミソリ負けや炎症があると、その部分だけ照射を避けざるを得ないことがある
  • 毛抜きやワックスは、毛根がなくなりレーザーが反応しないためNG
  • 推奨されるのは電気シェーバーなどでのやさしいシェービング

日焼けをできる限り避けること、自己処理は「電気シェーバー+保湿」で肌への負担を減らすことが、結果として総回数を抑えることにつながるとされています。

保湿やスキンケアで効果を最大化する方法

乾燥した肌はバリア機能が低下しやすく、レーザー照射時に赤みやヒリつきが出やすくなります。

そのため、日頃からの保湿ケアは、脱毛の「効果」と「安全性」の両方を支える大切なポイントです。

  • 毎日、お風呂上がりにボディクリームや乳液で全身を保湿する
  • 特に腕・脚・背中は塗り忘れやすいので意識して伸ばす
  • 施術前後指定の保湿剤がある場合は、クリニックの指示を優先する

キメが整ったなめらかな肌の方がレーザーの熱がムラなく伝わりやすいと考えられており、結果として少ない回数で仕上がりやすいのが特徴。

背中は自分で塗りにくい部位なので、周りの人に頼むかスプレータイプの保湿剤を活用するのも良い方法です。

痛みが強い場合の麻酔活用で出力を上げるコツ

痛みが強くて毎回出力を下げてしまうと、どうしても1回あたりの脱毛効果は弱くなりやすいです。

そこで選択肢になるのが麻酔の活用。

  • 麻酔クリームや笑気麻酔を用意しているクリニックも多い
  • 痛みを軽減できれば、出力を上げやすくなり、少ない回数での効果が期待しやすい
  • 特に脚のひざ周り・足首などは痛みを感じやすいため、相談の価値がある

もちろん、麻酔を使うかどうかどの程度の出力にするかは、医師や看護師と相談して決めることが大前提です。

痛みを我慢しすぎて通うのが憂うつになるより、無理なく続けられる方法を一緒に考えてもらう方が、結果的に満足度の高い仕上がりにつながると言えます。

回数プランの選び方

自分にあったプランの回数

医療脱毛のコースは、5回・8回・10回といった「回数プラン」で組まれていることが多いです。

自分の毛質(産毛が多い/濃い毛が多い)に合わせて最初の回数設定を見極めることが、あとから「追加照射が増えてしまった」という後悔を減らすコツになります。

産毛が多い人に向いている回数

背中・二の腕・太ももの上部など「細くて色素の薄い毛」が多いタイプの方は、やや長めの回数を見込んでおく方が安心です。

自己処理を少しラクにしたい 5〜6回プラン
産毛までできるだけ目立たなくしたい 8〜10回プラン

産毛はレーザーの反応が弱く「5回でツルツル」まで仕上げるのは難しいことがあります。

そのため、

  • まずは5〜6回で様子を見る
  • その時点で残り具合を確認し、必要なら追加を検討する

という2ステップで考えると、費用面の負担もコントロールしやすいと言えるでしょう。

濃い毛が多い人に向いている回数

ひざ下・ひじ下の毛がしっかりしている方や「自己処理してもすぐチクチクしてくる」というタイプの方は、太くて濃い毛が多い傾向にあります。

自己処理の頻度を減らしたい 5回前後のプラン
できるだけツルツルに近づけたい 8回以上のプラン

太い毛はレーザーが反応しやすいため「5回でかなり満足した」という声も少なくありません

一方で「ほとんど生えてこないレベル」まで目指す場合は、8〜10回以上の照射が必要になるケースもあります。

カウンセリングでは、

  • どの程度の仕上がりを目標にするか(自己処理を減らしたい/ほぼツルツルにしたい)
  • 毛量・毛の太さ・肌質の状態

を踏まえて、適した回数を提案してもらえることが多いので、正直に理想像を伝えることが大切です。

部位別の脱毛についてよくある質問

ここでは、腕・脚・背中の医療脱毛に関して、よく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。

今の時点で気になることや不安がある方は、契約前に必ず解消しておきましょう!

  • 腕・脚・背中は、何回目くらいから見た目の変化を感じますか?

    個人差はありますが、腕・脚は2〜3回目頃、背中は3〜4回目頃から「毛が減ってきた」「伸びるのが遅くなった」と感じる方が多いと言われています。
    初回からすべての毛がなくなるわけではなく、回数を重ねて徐々に変化していくイメージです。

  • 背中の脱毛は硬毛化しやすいと聞きましたが、本当ですか?

    背中や二の腕など産毛が多い部位では、まれに硬毛化(細い毛が太くなる現象)が報告されています。
    ただし、すべての方に起こるわけではなく、発生頻度も高くはないとされています。
    リスクや対処法はクリニックによって考え方が異なるため、事前に説明を受けておくと安心でしょう。

  • 腕・脚・背中を同時に脱毛した場合、回数や期間は変わりますか?

    基本的には、1回の施術で複数部位をまとめて照射しても、毛周期そのものは変わりません。
    そのため、必要な回数や通う期間の目安は単独で行う場合と大きくは変わらないと考えられます。
    ただし、施術時間が長くなるため、予約枠やスケジュール調整は必要になります。

  • 全身脱毛とパーツ脱毛、どちらが回数的にお得ですか?

    回数そのものは大きく変わりませんが、腕・脚・背中以外の部位も脱毛したい場合は、全身脱毛コースの方が1回あたりの単価が抑えやすいことがあります。
    腕・脚・背中だけで良い場合は、パーツセットの方がコストを抑えやすいケースもあるため、希望部位と料金プランを比較して選ぶと良いでしょう。

  • 5回コースでも、また毛が生えてくることはありますか?

    医療脱毛は「長期的な減毛」が期待できる一方で、ホルモンバランスの変化や体質などによって、時間の経過とともに一部の毛が再び目立ってくることがあります。
    そのため「一生1本も生えてこない」とは言い切れない点は理解しておくと安心です。

【まとめ】部位別の必要回数を知って後悔のない脱毛をしよう!

腕・脚・背中の医療脱毛は、自己処理がラクになるまで5〜6回前後、ツルツルを目指すなら8〜10回以上がひとつの目安です。

ただし、背中や二の腕など産毛が多い部位は、やや回数が多くなる傾向があります。

  • 腕:5〜6回で自己処理がラクに、8〜10回でツルツルに近づきやすい
  • 脚:太い毛が多く効果を実感しやすいが、ツルツルには8〜10回前後が目安
  • 背中:産毛が多く、6〜8回でラクに、8〜12回ほど見ておくと安心

そのうえで、

  • 毛周期に合わせた適切な間隔で通う
  • 日焼けを避けて、自己処理は電気シェーバー中心にする
  • 毎日の保湿で肌状態を整える
  • 必要に応じて麻酔を活用し、無理なく出力を上げてもらう

といったポイントを意識すると、少ない回数でも効率よく効果を感じやすくなります。

最終的な必要回数は毛質や肌質によって変わるため「どの程度まで減らしたいのか」というゴールを明確しておきましょう。

そのうえで、医師や看護師と相談しながら回数プランを決めることが後悔しない脱毛のポイントです。

自分の毛質やライフスタイルに合った回数を把握して、納得のいくペースで医療脱毛を進めていきましょう。