VIO脱毛の痛みを軽減させる方法と麻酔の種類のサムネイル

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VIO脱毛の痛みを抑える麻酔3種類をご紹介

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今回は、VIO脱毛の痛みについて徹底解説します。

痛みを和らげるコツや、医療脱毛で使える麻酔の種類まで詳しく紹介しているため、VIO脱毛の痛みが不安な男女は必見!

VIO脱毛の痛みを正しく理解して、安心して通える脱毛デビューを目指しましょう。

監修者・執筆者情報
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高藤 円香

皮膚科専門医
2013年防衛医科大学校卒業
2020年皮膚科専門医取得
大阪大学医学部附属病院、自衛隊阪神病院で勤務。現在は正しい脱毛の知識を広めるため、HadaMoteの全体監修及び、記事監修を担当。

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根岸 瑛奈

美容専門学校卒業後、メンズエステサロンでエステティシャンとして勤務。多くの男性客の肌悩みに向き合う中で、メンズ美容の重要性を実感。現在はHadaMote編集部員として、メンズスキンケアや脱毛に関する記事を中心に執筆。現場での経験を活かしたリアルな情報提供が強み。

VIO脱毛で痛みが強い理由

VIOの画像

VIO脱毛は、全身の中でも強い痛みを感じやすい部位だと言われています。

とはいえ、どのような痛みなのか・なぜ痛みが強いのか、気になりますよね。

ここからは、VIO脱毛の痛みについて3つのポイントを紹介していきます。

  • V・I・Oそれぞれの痛みの感じ方の違い
  • 医療脱毛とサロン脱毛で痛みが異なる理由
  • 毛の濃さ・肌質・照射出力の影響

詳しく見ていきましょう!

V・I・Oそれぞれの痛みの感じ方の違い

VIO脱毛には、Vライン・Iライン・Oラインの3つが含まれています。

部位ごとによって痛みの感じ方が異なるため、それぞれの痛みの違いを確認しておきましょう。

Vラインの痛みの感じ方

Vラインは毛が太く密着しているため、レーザー照射時に毛根に強い熱が集中します。

その結果、輪ゴムで「パチッ」と弾かれる痛みを感じやすく、照射直後に熱さを感じて思わず体がピクッと動く人も多いです。

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根岸 瑛奈

Vラインはビキニラインにあたる部位。下着や水着を着たときに外から見える可能性がある、V字型のムダ毛の生える範囲のことです。

Iラインの痛みの感じ方

Iラインは粘膜に近く皮膚が薄いので、少し強めに「バチンっ」と弾かれるような痛みを感じやすく、VIOの中で一番痛みを感じやすい部位だと言われています。

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根岸 瑛奈

Iラインは、性器の両側にあたる部位。女性の場合は陰部の両サイド、男性の場合は陰茎の付け根〜陰嚢の両側部位を指します!

特に熱破壊式だと、痛みに加えて熱さを感じやすいです。

痛みが少ないと言われている蓄熱式でも、じんわり熱さを感じる痛みがあります。

とはいえ、Iラインすべての部位が強い痛みを感じるわけではありません。

Iライン中央〜粘膜ギリギリ付近は強い痛みを感じてしまいますが、Iライン外側は皮膚が厚いため粘膜付近ほどの痛みは感じないでしょう。

Oラインの痛みの感じ方

Oラインは、肛門の周りで皮膚が厚く粘膜部分と違い、そこまで神経が多くないため痛みを感じにくいのが特徴です。

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執筆者

根岸 瑛奈

Oラインはお尻の割れ目・肛門周りの毛が対象です。

「チクッ」「ピリッ」など、一瞬衝撃がある痛みで、VIOの中で一番痛みが弱いと言えます。

また、Oラインは痛みよりも施術時の体勢の関係から、恥ずかしさのほうが気になるという方が多いです。

医療脱毛とサロン脱毛で痛みが異なる理由

脱毛には医療脱毛とサロン脱毛の2種類があり、脱毛方法によって痛みが大きく異なります。

医療脱毛は高出力のレーザーを使用するため、毛根をしっかり破壊できる一方で強い痛みを感じやすい傾向があるのが特徴です。

一方サロン脱毛は、IPL方式やSHR方式などの光脱毛を採用しており、出力が穏やかな分痛みは軽減されます。

ただし、効果の実感スピードは医療脱毛のほうが早いケースが多いです。

毛の濃さ・肌質・照射出力の影響

毛が濃く太い方ほどレーザーの熱反応が強くなり、痛みを感じやすくなります。

また、乾燥肌や敏感肌の方は皮膚バリアが弱っているため、刺激を受けやすくなってしまうことも。

照射の出力を調節することで痛みをコントロールできるため、痛みが気になる方はスタッフに出力を相談してみましょう。

VIO脱毛の痛みを軽減する方法

ここまで「VIO脱毛は痛い」と紹介してきましたが、実はあるポイントを抑えておくことでVIO脱毛の痛みを軽減することができます。

ポイントは以下の通り。

  • 照射レベルを調節する
  • 施術前の保湿・冷却ケアで刺激を軽減
  • 生理前後を避けるなどタイミングを調節
  • 痛みの少ない機種(蓄熱式・ソプラノチタニウムなど)を選ぶ

内容を詳しく見ていきましょう。

照射レベルを調整する(出力を下げる・段階的に上げる)

VIO脱毛の痛みを減らす方法として一番簡単なのは、照射レベルを調節してもらうことです。

初回から最大出力で照射すると痛みが強くでやすく、トラウマになってしまうことも…。

もちろん最初から痛みに耐えられるという方もいますが、痛みが気になった場合はスタッフに出力を下げてもらうよう相談してみましょう。

施術前の保湿・冷却ケアで刺激を軽減

乾燥した肌は光の刺激を受けやすいため、保湿ケアを日常的に行うことが重要です。

保湿ケアのポイントは以下の通り。

  • 施術の1週間前からデリケートゾーン専用の保湿剤でしっかりうるおいを与える
  • アルコール・香料入りローションは避ける

脱毛中は基本的に肌のケアを怠らないようにしましょう。

また、施術直後に冷却ジェルや保湿剤で肌を冷やすと、痛みの軽減につながります。

最近は冷却機能が搭載されている脱毛機もあるため、冷却機能付きの脱毛機を選ぶのもおすすめです。

生理前後を避けるなどタイミングを調整

女性に関して、生理前後はホルモンバランスが大きく変化する時期。

このタイミングは肌が敏感になり痛みや赤みが出やすくなるため、VIO脱毛の施術を避けるのがベストです。

特に生理1週間前〜生理終了直後は、

  • 肌のバリア機能が低下
  • 体温や血流が変化して炎症が起きやすい
  • いつもより痛みを強く感じる

といった状態になりやすいです。

そのため、生理周期を考慮して予約を取ることをおすすめします。

また、生理中はVIO脱毛がNGになるクリニックやサロンがほとんど。

ナプキンやタンポンをつけた状態では衛生面に問題があるため、予約日が被りそうなときは早めに変更の連絡をするようにしてください。

痛みの少ない機種(蓄熱式)を選ぶ

VIO脱毛の痛みを大きく左右するのが、使用する脱毛機の種類です。

同じ医療レーザーでも「熱破壊式」「蓄熱式」では痛みの感じ方が全く異なります。

熱破壊式の脱毛機は、毛根を高出力のレーザーで一気に焼くタイプ。

とくにVIOのような毛が密集している部位では、熱破壊式はやや刺激が強めに感じてしまいます。

熱破壊式の主な脱毛機

・ジェントルマックスプロ
・ジェントルレーズプロ
・ライトシェアデュエット

痛みが心配の方や、熱破壊式の痛みに耐えられなかった方は「蓄熱式」の脱毛機を使用するようにしましょう。

蓄熱式の脱毛機は、毛根でなく毛を生やす司令塔(バルジ領域)にじっくり熱を伝えるタイプ。

低い温度で連続的に照射するため、痛みは大幅に軽減されます。

蓄熱式の主な脱毛機

・ソプラノチタニウム
・メディオスターNext PRO

蓄熱式の脱毛機を使用することである程度の痛みを抑えることができますが、それでも「熱さや刺激が苦手」「痛みに極端に弱い」という方も少なくありません。

そんなときに頼りになるのが麻酔の併用。

医療脱毛では、痛みを感じやすいVIO部位向けに麻酔クリームや笑気麻酔などを用意しているクリニックが多くあります。

VIO脱毛で使われる麻酔の種類と特徴

麻酔の画像

VIO脱毛は毛が太く、皮膚が薄いデリケートな部位なので痛みを感じやすい人が多い部位です。

そのため、多くの医療脱毛クリニックでは麻酔を使用して痛みを軽減する対応を行っています。

ここでは、VIO脱毛でよく使用される3つの麻酔とその特徴・注意点を詳しく見ていきましょう。

麻酔クリーム(表面麻酔)|広く使われる痛み軽減方法

最も一般的なのが、皮膚の表面に塗るタイプの麻酔。

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執筆者

根岸 瑛奈

基本的に麻酔クリームはどのクリニックにもおいてあります!

リドカインなどの成分が含まれており、塗布後30〜40分ほどで皮膚の感覚が鈍くなります。

  • 痛みレベル:★★☆☆☆
  • 使用方法:施術30〜60分前に塗布してラップで密封
  • メリット:部分的に使える・副作用が少ない
  • 注意点:塗布量が多すぎると肌荒れの可能性

敏感肌の方でも使いやすく、VラインやIラインなどの痛みが出やすい部位だけに塗ることもできます。

笑気麻酔(ガス麻酔)|意識がありつつリラックスできる

笑気ガス(亜酸化窒素)を吸入して、体と心をリラックスさせるタイプの麻酔です。

意識はあるままなので会話もでき、不安や緊張を和らげて痛みを感じにくくするのが特徴。

  • 痛みレベル:★☆☆☆☆
  • 使用方法:専用マスクをつけて鼻から笑気ガスを吸入
  • メリット:意識があるまま安心して施術を受けられる・不安や恐怖心が和らぐ
  • 注意点:笑気麻酔吸入後30分は運転注意

また、笑気麻酔を使用するには専用の設備が必要なため、取扱があるクリニックを調べておくようにしましょう。

局所麻酔注射|痛みに非常に敏感な人向け(医療機関のみ)

美容外科レベルの医療行為で、痛みを完全に遮断できる最強タイプ。

ただし、注射自体がチクッとすることや腫れのリスクもあるため、VIO脱毛では一般的ではありません。

  • 痛みレベル:★☆☆☆☆(ほぼ無痛)
  • 使用方法:施術前に痛みが出る部位へ麻酔を注射
  • メリット:施術中の痛みをほぼ完全に感じない/効果の持続時間が長い
  • 注意点:医師のみが行える医療行為のため限られたクリニックでしか対応してない

この麻酔方法は、痛みが怖くてどうしても麻酔クリームでも無理だという人向け。

麻酔注射を導入しているクリニックは少なく、VIO脱毛では最終手段として使われることが多いです。

麻酔の料金相場

ここまで紹介してきた麻酔の料金相場を紹介してきます。

料金相場 備考
麻酔クリーム 2,000〜3,000円 1部位あたりの値段
笑気麻酔 2,000〜4,000円 時間制(10〜30分単位)
局部麻酔注射 3,000〜5,000円 限られた医療機関のみ

なかでも、麻酔クリームを無料で提供しているクリニックもあるため、初回カウンセリング時に麻酔対応と料金を確認しておくことがおすすめです。

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執筆者

根岸 瑛奈

麻酔が無料だと、総合的にかかる費用を抑えられます!
・麻酔は追加したいときだけオプション追加できる
・料金は2,000〜3,000円程度が相場でクリニックによって対応範囲や方法が異なる

痛みを感じやすい人がやるべき対策

VIO脱毛の痛みは、ちょっとした工夫でかなり軽減できます。

特に「初めての脱毛で不安」「痛みに弱い」という方は、3つのポイントを抑えておくことである程度の痛みを抑えることが可能。

  • 初回は弱め設定で試す
  • スタッフに都度「痛い」と伝える
  • カウンセリング時に麻酔対応可否を確認

これらのポイント内容を詳しく見ていきましょう。

初回は弱め設定で試す

最初から最大出力で照射すると、毛の反応が強く痛みを感じやすくなってしまいます。

そのため、初回はあえて出力を弱めて照射してもらうのが安心です。

慣れてきたら少しずつ出力を上げる「段階照射」を取り入れると、痛みを抑えながらもしっかり効果を実感できます。

スタッフに都度「痛い」と伝える

施術中に痛みを我慢してしまうと、火傷や赤みなどの肌トラブルが起こってしまうことも。

痛みを感じたらすぐに「痛い」と伝えることで、スタッフがその場で出力を下げたり冷却時間を伸ばしたりといった調整をしてくれます。

我慢は禁物です。

痛みが気になったらすぐに必ず伝えるようにしましょう。

カウンセリング時に麻酔対応可否を確認

VIO脱毛で痛みが耐えられない場合、麻酔を使用する必要があります。

とはいえ、すべてのクリニックで麻酔を使用できるわけではありません。

そのため、カウンセリング時に麻酔の使用ができるかどうか、必ず確認しておくようにしましょう。

また、料金もクリニックによって異なるため、いくらかかるのかも確認しておくことが重要です。

まとめ|麻酔とケアを併用すれば痛みは最小限にできる

安心の画像

ここまで、VIO脱毛の痛みや対策について詳しく紹介してきました。

結論、麻酔や肌のケアを徹底することである程度の痛みを抑えることができます。

特に保湿などの肌ケアは必須。

少しでも怠ると痛みに影響してくるため、脱毛期間中は肌のケアをしっかり行うようにしましょう。

また、痛みを我慢することはNG。

最悪の場合、火傷やトラウマになってしまう可能性があるため麻酔や出力を下げるなど、対応はいくらでもあります。

我慢せず相談できる環境のクリニックを選ぶようにしてください。

今回紹介したポイントを押さえれば、VIO脱毛は誰でも安心して受けられます。

痛みを気にせず、理想のVIO脱毛をしてみましょう!