全身脱毛は「まとめてキレイにしたい」という願いを叶えやすい一方で、範囲の定義や回数の目安が分かりづらく、選び方に注意をしなければいけない施術でもあります。
結論から言うと、初心者の方ほど脱毛範囲(どこまで含まれるか)と総額に直結する回数・追加料金を先に押さえると後悔なくできるでしょう。
この記事では、全身脱毛の基本から医療脱毛とサロン脱毛の違いまで、比較の軸を整理して解説します。

大学で美容科学を専攻し、卒業後は化粧品メーカーの研究開発部門で勤務。メンズ向けスキンケア商品の開発に携わる中で、情報発信の重要性を感じ、美容ライターに転身。現在は、HadaMote編集部員として、科学的根拠に基づいたメンズ脱毛に関する記事を多数執筆。
全身脱毛とは?ざっくり概要解説
全身脱毛は「全身」と書いてあっても中身が同じとは限らないため、まずは全体像を押さえるのが近道です。
まずは概要を見ていきましょう。
全身脱毛=体の毛をまとめて脱毛する施術
全身脱毛とは、腕・脚・脇・胴体・背中など、複数部位をまとめてお手入れする脱毛プラン(施術)のことです。
自己処理が大変な範囲を一括でケアできる点が分かりやすい魅力といえます。
ただし注意したいのは「全身」の中に顔やVIOが含まれるかどうか。
クリニックやサロンのプラン設定によって変わるため、全身脱毛は名称だけで判断しにくく契約前の確認が欠かせません。
また、医療機関で行う医療レーザー脱毛は医療行為に位置づけられ、肌トラブル時の対応体制が整っているのが一般的です。
一方、サロン脱毛は光(IPLなど)を用いた施術が主流で、通い方や痛みの感じ方が異なる傾向があります。
部分脱毛との違いと全身脱毛が選ばれる理由
部分脱毛は、脇だけ・ひざ下だけなど、気になるパーツに絞って進める方法。
初期費用を抑えやすい反面、後から「結局あちこち追加したくなった」という流れになりやすいでしょう。
全身脱毛が選ばれる理由は、大きく次の2つに整理できます。
仕上がりの統一感と自己処理の総量をまとめて減らせる点です。
部位ごとに進めると「脱毛した場所としていない場所の差」が気になるケースがありますが、全身で同時進行すると境目のストレスが出にくい傾向があります。
さらに、背中・うなじ・Oライン周辺など、そもそも自己処理が難しい部位もまとめて任せられるのは大きなメリットです。
全身脱毛に含まれる範囲はどこまで?
全身脱毛の後悔ポイントで多いのが、思っていた部位が入っていないこと。
そのため、照射範囲の確認が最優先です。
基本プランに含まれる部位一覧
一般的に「全身(顔・VIO除く)」の基本プランで対象になりやすい部位は、以下の通り。
- 脇
- 腕(ひじ上/ひじ下)・手の甲/指
- 脚(太もも/ひざ/ひざ下)・足の甲/指
- 胸・お腹(へそ周り含むことが多い)
- 背中・腰
- おしり(VIOとは別扱いのこともあります)
一方で、同じ「全身」でも、うなじ(襟足)や首、乳輪周り、へそ周り、手足の指までを細かく含むかは施設ごとに差が出やすいです。
料金の安さだけで決めると後から追加が必要になる可能性があるため、契約前に照射範囲の図解や部位表を見せてもらうと安心できます。
顔・VIOは含まれる?含まれない?プラン差に注意
顔・VIOは、全身プランに含まれない場合が多い一方で、セット追加できることが一般的です。
理由としては、顔は細かい凹凸が多く、VIOは皮膚が薄かったり色素沈着があったりと部位特性に合わせた照射判断が必要になりやすいことが挙げられます。
また、VIOと一口に言っても、Iラインのどこまで、Oラインのどこまで、といった範囲はクリニックやサロンで差が出ることも。
恥ずかしさから聞きにくい方もいますが、ここを曖昧にしたままだと後悔しやすいです。
カウンセリングでは、照射不可の部位(粘膜付近など)や、剃毛が必要な範囲まで具体的に確認しておきましょう。
全身脱毛は医療脱毛とサロン脱毛で何が違う?
迷いやすいのは「結局どっちがいいの?」ということですが、重視する軸を決めておくと選びやすくなります。
ここでは、全身脱毛の医療とサロンの違いを見ていきましょう。
医療脱毛の特徴|効果・回数・安全性
医療脱毛は、医療機関で出力の強いレーザー機器を用いて行う脱毛です。
レーザーは毛のメラニン色素に反応し、毛根周辺の発毛組織に熱ダメージを与えることで減毛を目指します。
特徴としては、少ない回数で変化を実感しやすい傾向がある一方で、部位や毛質によっては痛みを強く感じる場合があること。
痛みが不安な方は、麻酔の有無・冷却対応・出力調整・テスト照射の可否を確認すると良いでしょう。
また、赤み・ヒリつきなどが起きた際に医師の診察や処方につながりやすい点は、医療機関ならではの安心材料といえます。
ただし、全てのトラブルを完全に防げるわけではないため、日焼けや乾燥などのリスク要因を避ける意識も重要です。
少ない回数でしっかりと効果を実感したい人は、医療脱毛を選ぶと良いでしょう。
サロン脱毛の特徴|痛み・通いやすさ
サロン脱毛は、IPLなどの光による施術が中心で刺激がマイルドに感じやすいと言われています。
痛みが怖くて一歩踏み出せない方にとって、心理的ハードルが下がりやすい選択肢かもしれません。
一方で、自己処理をどれだけ減らしたいかなどのゴール設定によっては、回数が多く必要になるケースがあります。
さらに、通う期間が伸びると予約の取りやすさ・引っ越しやライフスタイル変化への対応も大事になることも。
サロンを選ぶ場合は、料金体系(都度払い/回数パック)・解約条件・予約ルール・シェービング対応など、通い切れる仕組みかどうかを確認するのが現実的です。
痛みを抑えて長期間地道に通うことができる方は、サロン脱毛が合っているでしょう。
それぞれでかかる期間は?目安をご紹介
全身脱毛は毛周期に合わせて通う必要があるため、1回では完了しません。
目安としては、2〜3カ月に1回程度のペースで複数回通い、少しずつ自己処理の頻度を減らしていく流れ。
医療脱毛では、効果を実感できるまでに約5〜8回前後。
サロン脱毛では約12〜18回ほどです。
ただし、必要回数や期間は毛質・肌質・部位・希望する仕上がりで変動します。
さらに照射方式(熱破壊式・蓄熱式など)や出力設計によっても体感が変わる可能性も。
「何回で終わりますか?」に一言で答えにくいのは、こうした変数が多いからです。
なので、無料カウンセリングで過去の症例傾向やあなたの毛量を見たうえでの提案を聞いておくと納得しやすいでしょう。
より詳しく知りたい方は、全身脱毛の効果や実感までの回数・期間も合わせて確認して参考にしてみてください。
全身脱毛で重視すべき違いは「効果」と「回数」
医療脱毛とサロン脱毛の違いは多いものの全身で後悔を分けやすいのは、最終的にどれくらいの回数が必要になりそうか。
さらに、その回数を通い切れるかということです。
「安いから」と飛びついた結果、範囲外の追加や回数追加で総額が上がるのはよくある落とし穴とされています。
比較するときは、表示価格だけでなく次の観点で整理してみてください。
| 比較の軸 | 範囲(うなじ・指・乳輪周り等の扱い)/回数設計/追加費用(麻酔・剃毛・キャンセル)/予約の取りやすさ/肌トラブル時の対応 |
|---|---|
| 初心者が見落としやすい点 | 「全身」の定義差/顔・VIOの有無/剃毛の条件/当日キャンセル規定/照射漏れ対応 |
| 確認のコツ | 部位表と照射範囲の図を見せてもらい総額見込みを回数別に出してもらう |
より深掘りしたい方は、全身脱毛は何回で終わる?医療とサロンの回数目安を比較も合わせて確認してみましょう。
全身脱毛はどんな人に向いている?
全身脱毛は、人によっては一気に生活がラクになる選択肢です。
どのような人にピッタリなのか、向いている人の特徴を確認していきましょう。
全身まとめて自己処理を楽にしたい人
自己処理の時間を減らしたい方には、全身脱毛は相性が良いと考えられます。
特に、カミソリ負けしやすい・剃ったあとがチクチクする・背中やうなじがうまく処理できないといった悩みがある方ほどメリットを感じやすいでしょう。
また、露出が増える季節だけ頑張るよりも通年でベースを整えたい方にも最適。
自己処理の頻度が下がると肌への摩擦が減り、結果的に肌状態が落ち着く可能性があります。
長期的に見てコスパを重視したい人
最初の出費が少ないかよりも、通い切ったときの総額と得られる生活のラクさを重視する方に全身脱毛はおすすめ。
部分脱毛を継ぎ足していくのは結果的に総額が大きくなるケースがあるためです。
コスパで見るなら、次の順で考えると判断がブレにくいでしょう。
- 希望する仕上がり
- 必要回数の見込み
- 総額
- 通いやすさ
このような流れです。
一方で、価格だけを先に決めると範囲や追加費用で違和感が出やすくなります。
【まとめ】全身脱毛で自己処理や肌トラブルから解放されよう!
全身脱毛は自己処理の手間をまとめて減らし、見た目の統一感も狙いやすい方法です。
ただし「全身」の範囲は施設ごとに異なるため、顔・VIO・うなじ・指先などの扱いを最初に確認することが重要になります。
医療脱毛とサロン脱毛のどちらを選ぶ場合でも、後悔を減らす重要なカギは回数の見込みと総額、そして通い切れる仕組みです。
気になる方は、カウンセリングで照射範囲の図と追加費用の条件を見ながら、自分の優先順位に合うプランかどうかを確かめてみてください。



