全身脱毛を検討していると「医療脱毛って結局どのレーザーがいいの?」「機械の名前が多すぎて違いがわからない」と迷いやすいものです。
結論から言うと、医療レーザーは波長や照射方式の違いにより、得意な毛質・肌質・部位が変わります。
だからこそ、全身脱毛では自分の毛と肌に合うレーザー(または使い分け)を選ぶことが大切です。
この記事では全身脱毛でよく使われる医療レーザーの違いと、代表的な脱毛機(機械)ごとの特徴を徹底解説。
医療機関での脱毛は医療行為にあたり、施術方法や出力は医師の判断・管理のもとで調整されます。
ここでの内容は一般的な情報として、カウンセリング時の確認ポイントに役立ててください。

美容専門学校卒業後、メンズエステサロンでエステティシャンとして勤務。多くの男性客の肌悩みに向き合う中で、メンズ美容の重要性を実感。現在はHadaMote編集部員として、メンズスキンケアや脱毛に関する記事を中心に執筆。現場での経験を活かしたリアルな情報提供が強み。
全身脱毛で使われる医療レーザーの種類・向いている人の特徴
医療脱毛のレーザーは、主にメラニン(黒い色素)に反応し、熱エネルギーで毛の成長に関わる組織へダメージを与える仕組みです。
ただし波長により肌への届き方やメラニンへの反応性が異なるため、向き不向きが分かれます。
ここでは全身脱毛で遭遇しやすい3種類(アレキ、ダイオード、ヤグ)を整理していきましょう。
アレキ・ダイオード・ヤグの違いが丸わかり!比較一覧表で解説
| レーザー種類 | 特徴(全身脱毛目線) |
|---|---|
| アレキサンドライト | ・メラニン反応が強めで太い毛に反応しやすい傾向 ・部位によっては刺激を感じることも |
| ダイオード | ・波長が中間で対応幅が広い ・熱破壊式・蓄熱式の両方式があり、全身でバランスを取りやすい |
| ヤグ(YAG) | ・波長が長く深部へ届きやすい傾向 ・剛毛/根深い毛で検討される一方、痛みが強く出ることも |
| (補足)照射方式 | ・熱破壊式は「毛根寄り」蓄熱式は「バルジ領域寄り」を狙う設計が多いと言われ、得意な毛質が変わることも |
| (補足)全身で重要な点 | ・剛毛+産毛が混ざるため、レーザーや方式を使い分けできると調整の余地が広がる |
どれが上ということはなく、ご自身の毛の分布に合わせて選ぶことが大切です。
アレキサンドライトレーザーの特徴
アレキサンドライトレーザーは、波長が比較的短めでメラニンへの反応が強いとされ、濃く太い毛が目立つ部位で選ばれることがあります。
全身脱毛では、脇やすねなど「しっかりした毛」がある人にとって、効果実感が得やすいと感じるケースもあるようです。
一方、メラニンに反応しやすい性質から、日焼け肌・色素沈着が強い部位では照射可否や設定に注意が必要になることがあります。
施術前後の紫外線対策や保湿など、肌コンディションの管理が結果に影響しやすい点も押さえておきたいところです。
全身の中でも「太い毛が多いゾーンを優先したい」場合に候補になりやすいレーザーと言えます。
ダイオードレーザーの特徴
ダイオードレーザーは、波長が中間帯で、幅広い毛質・肌質に対応しやすいと言われています。
さらに重要なのが機械によって熱破壊式と蓄熱式の両方が存在し、目的に合わせた設計がされている点です。
全身脱毛では、腕や背中などの細い毛、脚のように毛量が多い部位、VIOのように刺激を感じやすい部位が混在します。
ダイオードはその振れ幅に合わせやすいことがメリットになり得ることも。
特に蓄熱式は低出力を重ねる設計のため、痛みが不安な人が相談しやすい方式として挙げられることがあります。
万能に見えますが、設定や照射設計によって得意分野が変わるため、カウンセリングで方式(熱破壊式/蓄熱式)まで確認すると安心でしょう。
ヤグレーザーの特徴
ヤグ(YAG)レーザーは、波長が長く皮膚の深い位置まで届きやすい性質があるとされています。
そのため、根深い毛や剛毛で検討されることがあり、全身脱毛の中でも特にVIOや男性のヒゲなどで話題に上がりやすいです。
注意点として、深部に届きやすい分、痛みや熱感が強く出てしまうことも。
冷却や麻酔の相談・出力調整の方針など、クリニックの対応力が重要になります。
「剛毛ゾーンをしっかり進めたい」場合の選択肢になりやすいレーザーがヤグです。
医療脱毛機械別の特徴一覧【全身脱毛向け】
同じレーザー種類でも、機械(脱毛機)の設計によって照射方式、冷却、連射性能、スポット径などが異なります。
全身脱毛の満足度は「レーザー種類」だけでなく機械の特性×施術設計でも変わり得るため、代表的なシリーズごとに要点を押さえていきましょう。
ジェントルシリーズ
ジェントルシリーズは、主にアレキサンドライトやヤグを搭載する機種が知られており、熱破壊式の設計として紹介されることが多いです。
太い毛への反応が期待される一方で、部位によっては刺激を感じやすい場合があります。
全身脱毛でチェックしたいのは、冷却方式(施術時の肌保護に関わる)と、照射スピード・スポット径です。
照射範囲が広い設定が可能な機種では、全身の施術時間短縮につながることもあるため、通いやすさにも影響することも。
「太い毛のゾーンの手応えを重視したい」人が検討することがあるシリーズと言えます。
メディオスターシリーズ
メディオスターシリーズはダイオードレーザー搭載機として知られ、蓄熱式(または切替可能な機種)として案内されるケースがあります。
低出力を連続で当てる設計は、痛みの感じ方がマイルドになりやすいと言われる一方、効果実感のタイミングは部位や毛質で差が出ることも。
全身脱毛では、産毛が混ざる背中・二の腕などの扱いが気になるところですが、蓄熱式が選択肢になる場合があります。
とはいえ、どの方式でも毛周期に合わせた複数回の照射が前提になりやすく、回数設計や通院間隔の説明が丁寧かどうかが大事。
「痛みへの不安が強い」「全身をバランス良く進めたい」場合に相談されやすいシリーズがポイントです。
ソプラノシリーズ
ソプラノシリーズもダイオード系として知られ、蓄熱式(SHRなどの方式として案内されることもあります)に分類されることが多いです。
もちろん体感には個人差がありますが、連続照射で熱を蓄える設計のため強い一撃感よりじんわりした温感。
全身脱毛では、広範囲をテンポよく照射できる運用がされることもあり、施術時間の短さを重視する人が確認する価値があります。
ただ、産毛や剛毛への感じ方は個々で変わるため、トライアルやテスト照射の有無を確認すると判断しやすいでしょう。
「刺激を抑えつつ全身を進めたい」方向けの候補になりやすいです。
ラシャ・クラリティなどその他の脱毛機
近年は、複数波長に対応した機種や、熱破壊式/蓄熱式の切替が可能な機種も増えています。
ラシャのように方式切替を特徴とする機種、クラリティのように複数レーザーを扱う設計の機種など、クリニックごとの導入状況で選択肢が変わるため、確認しておきましょう。
全身脱毛では、腕は蓄熱式寄り、VIOは熱破壊式寄りなど、部位ごとの最適化が検討されることがあります。
ここで大切なのは「機械がある」だけではなく、その使い分けを実際に提案・実施してくれるかです。
カウンセリングで「部位で変えるか」「肌状態で当日調整するか」を聞いてみると、相性が見えやすくなります。
機械名だけで即決せず、運用方針までセットで確認するのがポイントです。
医療レーザーの違いで全身脱毛の効果は変わる?
医療レーザーの違いによって、全身脱毛の「得意な毛質・部位」が変わるため、体感として効果の出方が変わる可能も。
ただし、効果はレーザー種類だけで決まらず、照射方式・回数設計・施術間隔・肌状態などの影響も受けると言われています。
毛質・部位による効果の出やすさ
全身脱毛では、部位ごとに毛の太さ・密度・毛根の深さが異なります。
例えば脇やVIOは太く濃い毛が多い一方、背中や二の腕は産毛が中心になりがちです。
この違いにより、メラニン反応が強いレーザーが得意な部位もあれば、産毛に対しては別方式のほうが進めやすいこともあります。
また、毛は毛周期(成長期・退行期・休止期)により反応しやすいタイミングがあるため、1回で完了するものではありません。
全身脱毛では「部位によって抜け方が違う」のは珍しくなく、焦らず設計通りに進めることが結果につながりやすいでしょう。
部位差を前提に、レーザーの特性を当てはめるのが現実的と言えます。
機械選びで効果に差が出る理由を解説
機械選びで差が出やすい理由は、大きく3つあります。
- 搭載レーザー・方式が違い、得意な毛質が変わる
- 冷却や照射設計の違いで、出力調整の幅が変わる
- 施術スピードや当てムラ対策など、運用面に差が出る
特に全身脱毛は範囲が広く、同じ出力でも当て方や重ね方で体感が変わることがあります。
だからこそ機械スペックの比較に加えて、説明の丁寧さや肌トラブル時の対応(診察、薬の処方可否など)も含めて判断するのが重要。
「機械が良い=必ず満足」ではなく、運用とセットで見極めるのがポイントです。
医療レーザー別の痛みの違いは?
痛みの感じ方は個人差が大きいものの、一般的には「高出力で毛根深部を狙う設計」ほど刺激が強くなりやすいと言われています。
全身脱毛では同じ人でも部位によって痛みが変わるため、レーザー種類だけでなく部位特性も考慮が必要です。
痛みを感じやすいレーザーの特徴
痛みが強くなりやすい要素としては、以下が挙げられます(断定ではなく目安です)。
- 太く濃い毛が密集している(脇・VIOなど)
- 毛根が深い部位を狙う設計(長波長レーザーが候補になることがあります)
- 熱破壊式のように「強い1ショット」で反応させる設計
- 日焼け・乾燥などで肌バリアが低下している
痛みが不安な場合は、冷却性能・麻酔の選択肢・テスト照射の有無を確認してみてください。
なお、我慢して出力を下げすぎると進み方に影響する可能性もあるため、相談しながら調整するのが現実的です。
「痛み対策を含めて設計できるか」がクリニック選びの要点だと言えるでしょう。
また、HadaMoteでは全身脱毛はどれくらい痛いのか詳しく紹介しているため、そちらも合わせてご覧ください。
全身脱毛で失敗しない医療レーザーの選び方
全身脱毛の失敗を避けるには「有名な機械」ではなく、あなたの条件に合うかで判断するのが近道です。
医療脱毛はレーザーの違いがわかりにくい分、確認ポイントを先に決めておくと迷いが減ります。
自分の毛質・肌質に合う機械を選ぶ
まずは自己観察で構いませんので、毛と肌の特徴を整理しましょう。
- 濃い毛が多い(脇・VIO中心)か、産毛が気になるか
- 日焼けしやすい生活か、色素沈着が気になる部位があるか
- 痛み耐性は強いほうか、不安が大きいか
この整理ができると、カウンセリングで「どのレーザーが合うか」を具体的に相談しやすくなります。
加えて、施術の間隔や回数の見立て肌トラブル時の対応まで聞けると、契約後のギャップが減るはずです。
自分の条件を言語化することが、納得の全身脱毛につながると言えます。
複数の医療レーザを使い分けるクリニックを選ぶ
全身脱毛は部位差が大きいため、複数レーザー(または方式切替)を扱い、当日の肌状態や毛質に合わせて調整できる体制は魅力になり得ます。
ここでの確認は、次のように具体的に聞くのがコツです。
- 部位ごとにレーザー/方式を変えられますか
- 日焼けや乾燥がある日はどう判断しますか
- 産毛が多い部位はどの機械で進めますか
- 痛みが強い部位の対策(冷却・麻酔)はありますか
使い分けの提案力まで含めて比較するのがポイントです。
【まとめ】全身脱毛は医療レーザーの違いを理解することが重要
全身脱毛では、医療レーザーの違いによって得意な毛質・部位が変わるため、事前に特性を知っておくとクリニック選びがぐっと楽になります。
アレキ・ダイオード・ヤグはそれぞれ強みがあり、さらに熱破壊式/蓄熱式の方式や機械設計・施術方針で体感が変わることも。
最終的には自分の毛質・肌質を起点に、必要なら複数レーザーを使い分けできる体制を選ぶのが現実的です。
カウンセリングでは「機械名」だけでなく、部位ごとの提案や痛み対策、肌状態に応じた調整方針まで確認すると良いでしょう。




