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全身脱毛は何回で終わるの?医療とサロンの回数目安を比較

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全身脱毛は「何回で終わるか」だけでなく、どのような仕上がりをゴールにするかで必要回数が変わります。

さらに、医療脱毛(レーザー)とサロン脱毛(光)の違いによって通う回数や期間の目安もズレやすいです。

この記事では、自己処理がラクになるラインとツルツルを目指すラインを分けて整理しつつ医療脱毛とサロン脱毛の回数差を比較。

なお、効果の感じ方には個人差があり、体質・毛質・肌状態・施術間隔などで前後する点は念頭に置いておきましょう。

監修者・執筆者情報
執筆者 画像
高藤 円香

皮膚科専門医
2013年防衛医科大学校卒業
2020年皮膚科専門医取得
大阪大学医学部附属病院、自衛隊阪神病院で勤務。現在は正しい脱毛の知識を広めるため、HadaMoteの全体監修及び、記事監修を担当。

執筆者 画像
柴崎 七瀬

大学で美容科学を専攻し、卒業後は化粧品メーカーの研究開発部門で勤務。メンズ向けスキンケア商品の開発に携わる中で、情報発信の重要性を感じ、美容ライターに転身。現在は、HadaMote編集部員として、科学的根拠に基づいたメンズ脱毛に関する記事を多数執筆。

全身脱毛は何回で効果を実感できる?

コラム素材の考える女性

全身脱毛の効果が出る回数は「効果を感じ始める」「自己処理が減る」「ツルツルを目指す」で段階が変わります。

そのため先にゴール別で把握するのが成功への近道。

ということで、それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

自己処理がラクになるまでの回数目安

結論から言うと、全身脱毛は自己処理がラクになる目安が「5〜7回」とされることが多いです。

毛が生えるスピードが落ちたり太い毛がまばらになったりして、シェービング頻度が下がっていくイメージ。

ただし、VIOや脇のような濃い部位、背中のように毛周期が読みづらい部位は、同じ回数でも効果の実感が遅れるケースがあります。

反対に腕や脚などは、早い段階で「減ったかも」と感じやすい傾向です。

「旅行前だけ整えたい」「毎日の剃毛を減らしたい」など、生活の負担軽減が目的ならまずはこのラインを現実的なゴールにしておくと失敗しにくいでしょう。

ツルツルを目指す場合に必要な回数

ツルツルを目指す場合は、8〜12回以上を見込むと安心です。

産毛が多い部位(顔周り・背中・お腹など)はレーザーや光が反応しにくい場合があり、回数が積み上がりやすいと考えられています。

さらに、痛みが出やすい部位は出力調整を行うことがあり、その結果として回数が増える可能性も否定できません。

見た目の完成度を上げたい方ほど、はじめから追加照射込みで計画するのが良いでしょう。

医療脱毛の全身脱毛は何回必要?

医療脱毛は少ない回数で完了を目指せると言われています。

ですが、自己処理が軽減するレベルなのかツルツルに近い状態なのか、満足ラインによって必要回数が変わります。

詳しく見ていきましょう。

医療脱毛の平均回数と完了までの目安

医療脱毛での全身脱毛の目安は、一般的に5〜8回で自己処理がラクに8〜10回以上でツルツルになります。

多くのクリニックで「5回コース」が基本になりやすいのは、この自己処理軽減ラインに合わせた設定であることが多いことから。

その一方で、VIO・顔・背中などを完璧な状態に近く仕上げたい場合、5回で打ち止めにすると物足りなさが出るケースがあります。

最初から10回前後を想定するか、5回+追加照射で調整する方が納得しやすいでしょう。

医療脱毛の施術間隔は毛周期に合わせて1〜2か月程度で案内されることが多く、通院ペースが整うと期間も読みやすくなります。

予約の取りやすさはクリニックごとに差が出るので、カウンセリングで確認しておくと安心です。

医療脱毛はなぜ少ない回数で効果が出やすいの?

医療脱毛は医療機関で扱われるレーザー機器を使い、毛のメラニン(黒い色)に反応させて毛根周辺へ熱を与えるという仕組みです。

照射出力や管理体制が医療の枠組みで設計されるため、サロン脱毛より少ない回数で進むとされる背景があります。

ただし、レーザーは基本的に成長期の毛に反応しやすいとされ1回で全ての毛に同じように働くわけではありません。

ここを誤解すると「1〜2回で終わるはず」と期待しすぎてしまい、落差が出やすいです。

不安がある方は、機器の種類(熱破壊式/蓄熱式など)や肌状態に合わせた出力調整について事前に説明が丁寧かを見て選ぶと良いでしょう。

サロン脱毛の全身脱毛は何回必要?

サロン脱毛は回数が多くなる傾向を理解しておくと、途中で予算や期間がぶれにくくなります。

ここでは、サロン脱毛の全身脱毛の必要回数を見ていきましょう。

サロン脱毛の平均回数と通う期間

サロン脱毛(光脱毛)の全身は、一般的に12〜18回程度を目安に案内されることが多いです。

自己処理がラクになるラインでも10回前後、ツルツル寄りまで狙うなら18回以上を見込むケースもあります。

通う期間は1〜2か月前後が多い施術間隔と予約状況に左右され、トータルで2〜3年を想定する人も。

転居・妊娠・仕事の繁忙期などのライフイベントで中断が入ると、体感としてさらに長く感じやすいでしょう。

「まずは低刺激で始めたい」「痛みに弱いので様子を見たい」という考え方もありますので、目的に合えばサロン脱毛が選択肢になる場合もあります。

サロン脱毛は回数が多くなりやすい理由

サロン脱毛はIPLなど光を用いて毛の黒い色に反応させる点は似ていますが、医療レーザーとは出力や位置づけが異なります。

そのため、同程度の減毛感を目指す場合に回数が積み上がりやすくなってしまうことも。

また、産毛中心の部位や色素が薄い毛はそもそも反応しにくい傾向があるため、回数を増やして調整する流れになりがちです。

回数が増えるほど総額が読みにくくなるので、契約前に「完了の定義」と「追加の料金設計」を確認しておきましょう。

肌状態によっては施術できない日が出ることもあるため、日焼けや強い乾燥には注意が必要です。

【比較】全身脱毛は医療とサロンで何回違う?

比較の画像

医療とサロンは「回数」「期間」「効果の出方」の設計が違うので、同じゴールでも必要回数がズレるのが自然。

ここでは全身脱毛の回数を医療脱毛とサロン脱毛で比較してみましょう。

回数・期間・効果の違いを一覧で比較

回数や期間、脱毛効果の違いを一覧にしました。

医療脱毛(全身) サロン脱毛(全身)
自己処理がラクになる目安 5〜7回程度が目安 10回前後が目安
ツルツルを目指す目安 8〜10回以上が目安 12〜18回以上が目安
通う期間のイメージ 約1〜1.5年程度になりやすい 約2〜3年程度になりやすい
効果の出方 回数が少なくても進みやすい傾向 回数を重ねて整えていく傾向
向いている人 短期間で自己処理を減らしたい人 刺激や痛みが不安で慎重に進めたい人

前提として、これは一般的な目安であり毛質・肌質・施術部位・機器・施術間隔などにより前後することがあります。

医療脱毛は短期間で効果を実感したい方、サロン脱毛は痛みが不安で時間をかけて減毛・抑毛したい方にピッタリです。

総額で考えるとどちらがコスパが良い?

コスパは「1回あたりの価格」ではなく、希望の仕上がりに到達する総額で見ることがおすすめ。

判断のコツは、次の2点を見積もり段階で揃えることです。

  • 自分のゴール(自己処理軽減/ツルツル/産毛まで)
  • そのゴールに対する追加照射の価格と条件

サロン脱毛は1回あたりが安く見えても、回数が増えて結果的に総額が伸びるケースがあります。

一方で医療脱毛は1回あたりが高く見えやすいものの、少ない回数で効果を実感できるため総額を抑えたい方にピッタリです。

部位別に見る必要回数の違い

ツルツルの手足

全身脱毛でも部位によって毛の太さ・密度・毛周期が異なるため、同じ回数で同じ満足度になりにくいです。

ここでは、部位別の必要回数を見ていきましょう。

毛が濃い部位(VIO・脇・背中)の回数目安

毛が濃い部位は反応しやすい一方で、密度が高く残りやすいため最終的に回数が増えやすいです。

特にVIOは痛みが出やすく、出力調整が入ると回数が必要になるケースも。

目安としては、自己処理軽減なら医療で5〜8回・サロンで10〜15回、ツルツルを目指すのであれば医療で8〜12回以上・サロンで15〜20回以上を想定しておくと現実的です。

背中は産毛が中心になりやすく、見た目の変化がゆっくりに感じる人がいます。

さらに自分で剃りにくい部位なので、シェービングのサポート(剃毛料や対応範囲)もセットで確認しておきましょう。

毛が薄い部位(腕・脚・お腹)の回数目安

腕や脚は変化を感じやすい部位ですが完全にツルツルを狙うと細い毛が残りやすく、後半に回数が伸びることがあります。

お腹は産毛が多いタイプだと、反応がマイルドになる可能性も。

目安としては、自己処理軽減なら医療で3〜6回・サロンで8〜12回、ツルツルを目指すのなら医療で6〜10回以上・サロンで12〜18回以上をイメージすると良いでしょう。

「まず腕脚だけ早く整えたい」など優先順位がある場合は、全身プランの範囲が顔・VIO込みなのかなしなのか調整するのも一つの案です。

全身脱毛は何回プランを選ぶべき?後悔しない考え方

グッドポーズをするナースの画像

回数プラン選びで迷うときは、最短で終えるよりも納得して終えるようにすると失敗が減ります。

後悔しない考え方を見ていきましょう。

最初から完璧を目指さないのが失敗しないコツ

いきなり完璧なツルツルをゴールにすると、回数も総額もブレやすくなります。

そこでおすすめなのが、まずは自己処理を軽減することを第一ゴールに置く考え方。

例えば医療なら5回、サロンなら10〜12回を基準にして「そこでの満足度を見て追加する」方が納得しやすい傾向があります。

実際、脱毛は進むほど残毛が細くなり体感の伸びが緩やかになりがち。

「完璧を目指したのに思ったより残った…」という不満は、ゴール設定が曖昧なときに起きやすいので契約前にどの状態なら終了かを言語化しておきましょう。

追加照射・再契約を見据えた選び方

後悔を減らすには、回数そのものよりも追加照射の条件がフェアなのかを見ておくのが効果的。

例えば次のような確認が役立ちます。

  • コース終了後の追加1回の料金(部位別か、全身一律か)
  • 麻酔、剃毛、当日キャンセルなど追加費用の有無
  • 予約の取りやすさ(繁忙期の待ち期間の目安)
  • 肌トラブル時の対応(診察料・薬代の扱い)

医療機関であっても自由診療のため料金体系はさまざま。

カウンセリングでは、見積書に「何が含まれているか」を明記してもらい口頭説明だけで決めないようにしてください。

【まとめ】全身脱毛は「何回でどこまで」を決めることがカギ

全身脱毛は回数の正解が一つに決まるものではなく、何回でどこまで減らしたいかを先に決めるのが最も重要です。

自己処理をラクにするなら医療脱毛で5〜7回・サロン脱毛で10回前後が目安

ツルツルを狙うなら、医療脱毛で8〜10回以上・サロン脱毛で12〜18回以上を想定すると計画が立てやすくなります。

迷ったらまず自己処理軽減を第一ゴールに置き、コース終了後に追加照射で調整することが現実的です。

契約前に必ず「追加照射の価格」「追加費用」「予約の取りやすさ」まで確認して、納得できる形でスタートしてみてください!